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月の兵士と地上の兵士 2

Auteur: 46(shiro)
last update Date de publication: 2026-01-06 06:00:58

 リウトは合点がいったと言うように頬を歪ませると、それまで剣にこめていた力をふっと抜いた。

『!』

 突如失われた力に咄嵯に対応ができず、レンジュがたたらを踏む。視界の隅に飛来する影を感じた刹那、脇腹に燃えた焼きゴテを押しあてられたかの痛みが沸き起こった。

『なら、遊びはこの辺でやめておこう』

 激痛に片膝ついたレンジュの後頭部目がけ、音もなく剣が振り下ろされる。

 剣先すら見えなかったそれを勘のみで横へ転がり、ぎりぎり躾わしたレンジュの胸に、まるで先の剣はフェイントであると言わんばかりのタイミングで蹴りが入った。

 鎧をまとっていようと、鎧が衝撃すべてを受けとめてくれるわけではない。

 鎧が受けとめてなお強力な力に襲われたレンジュの胸部でぱきりと軽い音がする。

 そのまま床を転がったレンジュに、二度三度と続け様に蹴りが入った。

『おまえの剣はおもしろくて、もっと続けたいと思っていたが、そうもいかないようだ。こんなやり方では惜しい気もするが、おまえを他の奴に殺させ

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